災害時の高血圧

2019/06/25

最近は地震が多発していますが、非難されている方々、体調など崩されていませんでしょうか。災害発生時には個人差はありますが、血圧が上昇しやすいといわれています。地震発生時には危機への生理的反応から血圧は自然に上昇し、震災後2週間程度にわたり、血圧が上昇したままの人が多いということです。少しでも災害時の高血圧を予防するために、下記の予防を取り入れてみてください。

災害時の高血圧予防

●睡眠
慣れない避難生活で不眠になりやすい事もありますが、不眠になると血圧ばかりでなく糖尿病やコレステロールが上がるなど様々な悪影響があります。ゆっくり体を休めたくても、地震が心配で夜も眠れないという方も多いと思います。避難所にいる場合は、どうしても周りの音がうるさくて眠れないということが多いと思いますが、耳栓がある場合は耳栓で周囲の音があまり聞こえないようにするといいようです。(ない場合は、ティッシュやサランラップで代用。)周りの音が小さくなれば、その分わずかでも地震への恐怖が軽減され、心を落ち着ける効果が期待できるということです 。夜間は避難所の電気を消すなど、6時間以上の良質な睡眠を確保することが大切です。

●運動
身体活動の維持は大切ですので、1日20分以上は歩行することを心がけてください。特に車中泊など、下肢を下げたままで動かない姿勢をとる時間が長いと、静脈に血栓が生じ、肺塞栓症が発生しやすくなりますので注意してください。

●食事(減塩)

●血栓予防(水分をとる)
血栓傾向の予防のために、水分は夜間尿が増えても、十分にとってください。

●体重の維持
震災前の体重からの増減を±2 kg 未満に保つことが大切です。

●薬の継続
循環器疾患を有する服薬中の患者さんについては、薬剤中止によりリスクが大きく増加します。リバウンド現象がみられる、降圧薬、抗血小板薬、抗凝固薬は薬剤中止をしないで、早めに医師等に相談してください。

エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症/肺塞栓症)に注意!

長時間座って足を下垂したままで足の運動を行わないと、筋肉ポンプが機能しないため、足にある血液は上方に押し上げる力が加わらず、足に停滞します。そうすると、静脈から周囲に水分がにじみだし、足のむくみを生じます。普通は静脈の血管の中では血液は固まらないように調節されています。しかし、静脈の壁が傷つく、血液の固まる能力が高まる、動かないあるいは動けないことなどによって血流が滞ると、血管の中で血液は固まり始めます。これが深部静脈血栓症です。小さなうちは症状は出ませんが、下肢の静脈の中に発生しやすく、大きくなると足が腫れる、痛む、熱を持つ、赤くなる、表面の血管が浮く、押さえたり歩くと痛みが出る、などします。そして歩き始めた時に、その血栓が上方に血液とともに押し上げられて肺に飛んでしまうことがあります。これをエコノミークラス症候群といいます。

血栓症の症状とは?

●足の痛み・むくみ・腫れ・赤み
深部静脈血栓症は、炎症が起きにくいため、痛みなどが起きにくいといわれています。発症者の半数が無症状で、血栓が肺へと移動し、肺塞栓症が併発することで異常を感じることがあります。太い静脈の血管が血栓によって塞がれてしまうと、太ももやふくらはぎ、足首など、血栓が出来た箇所に痛みや腫れ、赤みなどが現れることがあります。静脈の弁が損傷を受けると、体液が溜まりやすくなり、足首にむくみが起きることもあるということです。

●かゆみ・変色・肥大
深部静脈血栓症が末期になると、慢性深部静脈不全が発症し、足の深部静脈や連結静脈の弁が正常に機能しなくなるといわれています。足から心臓に血液を送ることができなくなるため、損傷した静脈が完全に塞がれてしまうようになります。足がいつもむくみやすくなり、夜になると足首の内側の皮膚がかゆくなったり、赤みを帯びた茶色に変色することもあるということです。

●呼吸困難
深部静脈血栓症から肺塞栓症が併発した場合、小さい血栓の場合には、症状を感じずに気づかないことがあります。しかし、ある程度の血栓の大きさになると、肺動脈を塞いでしまい、呼吸困難を起こすことがあります。

●失神・ショックによる発作
肺塞栓症によって、血管に詰まった血栓が非常に大きいと、肺動脈を塞がれることで、完全に血液が流れなくなります。完全に塞がれてしまうと、窒息状態が悪化し、呼吸困難から失神やショックによる発作が起きてしまいます。発作が起きると、不安感・動悸・冷や汗などさまざまな症状が現れることがあります。特に、肺血栓塞栓症を発症した患者の半数が胸の痛みを感じ、10%〜30%が失神を経験しているといわれています。ひどい場合には、心臓が停止する危険な事態や、ショックによって血液の循環が保てなくなることもあるということです。

血栓症の予防法

1.長時間同じ姿勢でいないようにする
狭い空間で窮屈な姿勢をずっとしていると、血液が十分に循環しなくなり、エコノミークラス症候群などが発症しやすくなります。飛行機や新幹線などの車内では、同じ姿勢を長時間しないように、時々トイレに行ったり、歩くようにしましょう。

2.足を動かして適度に運動をする
血液の流れを良くするには、適度に足を運動させることも大切です。足首や足の指だけでもこまめに動かすと血液も流れるようになりますし、座ったままの状態でも、1時間に1回程度、かかとを上げ下げする運動をするといいでしょう。

3.水分を補給する
長時間同じ姿勢で座っている時などは十分な水分を摂ることも大事です。飛行機などでは、アルコールやコーヒーなどを飲んでしまいがちですが、脱水症状を引き起こす危険性もあるので、なるべく控えるようにしましょう。

災害時は、食事や自分の健康状態などがおざなりになりがちですが、避難場所でも体調に注意して過ごされますように。

にほんブログ村 にほんブログ村へ


にほんブログ村

-10.Others