ラクトトリペプチド(年齢ペプチド)の高血圧改善効果

2016/04/06

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カンボゾーラ【青カビ/ブルーチーズ/ドイツ】

最近は、腸内環境を整えるために、毎日ヨーグルトを食べていますが、ヨーグルトは腸内環境を整えるだけでなく、血圧改善効果もあるということを、遅ればせながら...ということで、今日は乳酸菌が作り出す有用物質「ラクトトリペプチド」について調べてみたいと思います。

<ラクトトリペプチドとは?>
チーズや発酵食品に豊富に含まれている成分で、 血圧を下げ、血管の収縮をやわらげるなど、 血管機能の改善に効果があると言われている物質です。ラクトトリペプチドはペプチド(2個以上のアミノ酸が結合した化合物の総称)の一種で、ヨーグルトなどの発酵乳から得られる乳由来のアミノ酸が三つ結合した有効成分です。LTPと略されることもあります。ラクトトリペプチドはカルピス社が発見した成分で、カルピス菌の1つである乳酸菌「カルピス酸乳」を発酵する途中で得られる天然成分です。(カルピスの素である「カルピス酸乳」の研究で、血圧を調整する成分として発見されました。)

ラクトトリペプチドは消化酵素で分解されず、生きて腸まで届くため、整腸作用が期待できます。また、血圧に関わる酵素に働きかけ、その結果、血液中で血圧を上昇させる物質を抑制する効果があります。ラクトトリペプチドは血圧上昇の原因となるアンジオテンシン変換酵素の働きを阻害して、血圧が上がらないように作用します。

ラクトトリペプチドにはVPPとIPPの2種類があり、乳酸菌ではなくアミノ酸の結合体で、乳酸菌が作り出す成分です。3つのアミノ酸(バリン・プロリン・イソロイシン)が結合したものです。乳酸菌は、発酵中にタンパク質を分解して小さなペプチドやアミノ酸を作りだしています。特に、ラクトバチルス・ヘルベティカスは、タンパク質分解力が高いことで知られており、この乳酸菌で牛乳を発酵させると、牛乳中のタンパク質が分解され、複数の種類のペプチドが生成され、なかでも、3つのアミノ酸からなるラクトトリペプチドは、血圧降下作用を示すことが報告されているということです。

● Question 1 : バリン、プロリン、イソロイシン単体ではダメ?
バリン、プロリン、イソロイシン、それぞれのアミノ酸にも体によい働きはありますが、ペプチド結合したものと個々のアミノ酸とは作用は異なります。

● Question 2 :ラクトトリペプチドが多く含まれる食品は?
カルピス社のトクホ商品以外に、ラクトトリペプチドが多く含まれるのが「ブルーチーズ」だそうです。

・・・ということです。ブルーチーズは苦手なんですが、ちょっとトライしてみようと思います。(カルピス社のトクホの方が手軽...?)

*追記:
カルピス株式会社発酵応用研究所は、「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物が、運動時の心拍の上昇を抑え、また運動による 筋損傷 を軽減させることを確認したということです。(これらは、京都府立大学大学院生命環境科学研究科助教授の青井氏との共同研究の成果で、第12回アジア栄養学会議で発表されました。)

アサヒグループホールディングス株式会社 News Release No.C1522より:
『「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物は、運動時の心拍数の上昇を抑え、筋損傷を軽減することが分かりました。日常的に運動をしていない人が、新たに運動を習慣化しようとすると、身体への負担や、モチベーション維持 の難しさなど様々な壁がありますが、今回の結果は、この「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物が、運動による 心臓への負担や、筋肉の疲労を軽減することで、身体への負担を軽減し、運動習慣の確立に役立つ可能性があることを 示しています。 』


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