鶏肉は、胸肉を食べよう!【疲労回復イミダゾールペプチド】
2016/12/26
クリスマスですねぇ。日本ではクリスマスにチキンを食べることが多いですが、この鶏肉の胸肉に含まれるイミダゾールペプチドに疲労回復の働きがあるということで。。。今日は話題のイミダペプチドについて調べてみたいと思います。
<イミダゾールペプチドとは>
イミダゾールジペプチドは、アミノ酸が結合したペプチドの総称で、おもにカルノシンとアンセリン、バレニンという3つの成分の総称です。特に鳥類の胸肉、マグロやカツオ、鯨等の肉に多く含有されています。様々な試験研究により、イミダゾールジペプチドは老化防止や疲労軽減の働きがあることがわかってきています。ヒトの生体内では、乳酸の分解促進、尿酸量の調節、筋pH低下の緩衝作用、抗酸化作用を持つことが報告されており、バレニンとカルノシンには認知症予防作用が期待されています。
【イミダゾールペプチドの働き】
・疲労回復
疲労の原因物質である活性酸素を除去。
・運動能力を向上させる
抗酸化力により、肉体疲労を回復し、持久力や運動能力が向上。
・老化を防ぐ
AGEsという老化物質の生成を妨害したり分解するので、老化防止に役立つと考えられています。
・生活習慣病を予防・改善
イミダゾールジペプチドには、体内で尿酸の産生を抑制し、過剰な尿酸をの排出を促し、尿酸値を低下させる働きがあり、生活習慣病の予防が期待されます。
<イミダゾールジペプチドを多く含有する食材>
●鶏肉
鶏肉には、カルノシンが多く含まれていることが分かっています。鶏肉の中でイミダペプチド多く含む部位は、むね肉です。
●マグロ
マグロは回遊魚として特に尾びれにイミダペプチドが多く含まれていることが分かっており、同様にかつおも回遊魚としてイミダペプチドが多く含まれています。
●鯨(くじら)
鯨はバレニンというアミノ酸が多く含まれている食材です。
●牛肉や豚肉
牛肉や豚肉にもアミノ酸のカルノシンが多く含まれています。
●羊
羊の肉には、アミノ酸のカルノシンとアンセリンがほぼ同量で含有されています。
・・・ということです。イミダゾールジペプチドを効果的に摂取するメニューは、鶏胸肉を煮込んだスープで、イミダゾールペプチドの成分がスープに抽出され より直接的に体に取り入れる事が出来るそうです。年末、トコトコとスープ作りにトライしてみたいと思います。
参考
・http://foodscience-lab.net/%E7%96%B2%E5%8A%B4%E5%9B%9E%E5%BE%A9/post-601/
・http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/imidazole-dipeptide/
・http://imida-peputido.dousuru.net/2012/05/post-8.html
・http://www.rt25celebration.com/entry13.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%80%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%9A%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%89