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血圧を下げる食材(6) 柿

果物が美味しい季節になってきましたねぇ。私は柿が大好きなんですが、東北の震災があるまでは、福島の実家の柿が楽しみでした。震災後、柿の木の枝を全部切り落としたので、柿の実が実るのはあと何年かかるのかなぁと…。 ・・・ということで、今日は、血圧を下げる効果のある食材「柿」について調べたいと思います。
「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われますが、この言葉のとおり、柿は良質な栄養分が豊富な食品です。そのひとつが柿の渋。この柿の渋みの正体は、ポリフェノールの一種であるタンニンです。強い抗酸化力があるため、体内の活性酸素をやっつけて、悪玉のLDLコレステロールの酸化や血管壁の老化を防ぎ、血圧を調整するとともに、動脈硬化を予防してくれます。渋柿を食べたときに舌の残る渋みのシブオールというタンニンは水溶性であるため、食べると唾液に溶けて渋さを感じますが、このタンニンという成分が高血圧を抑える効果があり、脳梗塞や脳卒中の予防にもつながります。

収穫された柿は、食べやすいように渋みを取る「脱渋」を経た後に出荷されますが、この作業では、水溶性タンニンを不溶性タンニンに変えることで渋みを取るので、甘い柿にも、タンニンの有効成分は残っています。柿にはビタミンCや、植物が持っている色素成分の一種であるリコピンやβ-カロテンも豊富に含まれています。これらの成分はタンニン同様、抗酸化力が強く、高血圧の改善や予防に役立ちます。とくにビタミンCは、柿1個で成人の1日の摂取基準量をほとんど満たすほど多く含まれており、健康面のほか、シミ予防など美容面での効果も期待できます。加えて、体内の余分なナトリウムの排泄を促すカリウムや食物繊維も豊富です。

また、昔から、酒を飲む前に柿や干し柿を食べておくと、悪酔いを防いでくれると言われています。これは、柿に含まれるタンニンや食物繊維がアルコールの吸収を抑え、カリウムの利尿作用などが働くためです。また柿は干すことによって栄養価が変わります。干して減る成分もありますが増えるものもたくさんあり、その中でもカリウムは高血圧の予防につながります。ただタンニンは摂りすぎると鉄分の吸収を阻害することがありますので、注意が必要です。

<渋柿と甘柿の違い>

柿には甘柿と渋柿がありますが、甘柿も渋柿も実際の渋の量は変わりません。ではなぜ渋柿が渋く感じるかというと、渋の正体であるシブオールといわれるタンニンの一種には水溶性と不溶性があり、水溶性は食べると溶けて渋みを感じますが、甘柿の場合は熟すにつれて水溶性タンニンから不溶性にかわるため渋みを感じないようになるので、甘柿ではほとんど感じない渋も、渋柿では感じるということです。渋柿は熟しても不溶性になりにくいので、アルコールなどで渋抜きをおこなったり、干し柿にしたりすることで、渋みを感じずに食べられるようにしています。

<干し柿>
柿は干すことで水分が抜け糖度が高くなるので、甘さは甘柿の約4倍にもなります。表面に白い粉が吹いていますが、カビではなく糖が染み出たもので柿霜(しそう)といわれ、果糖とブドウ糖が結晶となったものです。昔砂糖が少なかった時代には貴重な甘味料として大切にされましたので、柿霜がたくさんついていることがおいしい干し柿の証明ともいわれています。

干し柿のカリウム・マグネシウムは、生柿の約4倍、カルシウム・ビタミンAは約3倍、植物繊維は約8倍もあるのに対して、ビタミンCはほとんどなくなっています。注意するところは、干し柿はエネルギーが高いことですので、体にいいからといって食べすぎはカロリーの取り過ぎになります。柿を干すことによって変わる成分がたくさんありますが、たとえば植物繊維は大幅に増えますので、干し柿2個で、一日に必要な植物繊維は摂れることになりますが、この場合もカロリーには注意が必要です。また、カリウムは血圧を下げる働きがありますし、3倍ほどに増えるカロチンは体内でビタミンAになりますので、肌や眼の健康や風邪の予防など病気の回復の力になります。

<柿の効能>

風邪予防
美肌効果
高血圧予防
動脈硬化予防
脳梗塞予防
心筋梗塞予防
がん予防
二日酔い改善

柿に含まれるビタミンCの量は、日本人がよく食べる果物の中でトップクラス。風邪予防や美肌効果に期待できます。また柿のオレンジ色には、抗酸化作用のあるβカロテンのほか、同じカロテノイドの一種「βクリプトキサンチン」が多く含まれていて発がん抑制作用があるといわれています。

渋み成分のタンニンにはアルコールを分解する作用があり、さらに利尿作用のあるカリウム、酸化還元作用のあるビタミンCの相乗効果で二日酔いにも効果があります。

なお、タンニンは血圧の上昇を抑える効果もありますが、一方で鉄分の吸収は妨げられてしまうため貧血気味の人は過剰摂取を控えましょう

<柿のへたや葉にも効能がある!>

● へた
へたは昔から漢方薬の成分として胃を温めてしゃっくりを止める効能がある「柿蔕湯」という名で使われていました。

● 葉
柿の葉は煮出して飲むとビタミンCが摂取でき、またフラボノイドの効果で血圧を下げる効能もあります。
また利尿作用もあるため、膀胱炎などの予防にもなります。

・・・ということです。
秋は、果物が美味しい季節です。自分に合った食材を探してみるものしれません。一日の気温差がつらい季節になってきましたが、体調に気を付けてお過ごしください。

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-高血圧改善に有効な食材