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高血圧とお酒の関係

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このところ気温が上がってきているせいか、仕事後のビールがとても美味しいですねぇ。
重症高血圧になってからは、ノンアルコールビールなどでしのいでいたんですが、やっぱり物足りないですねぇ。・・・ということで、今日は「血圧とお酒の関係」について調べてみたいと思います。

<高血圧とアルコールの関係性>

お酒を飲むと、直後から数時間は、血圧が下がります。これはお酒の作用によるものです。すると、体が自動的にお酒によって下がった血圧を元に戻そうとして、血圧を上げようとするため、血圧が上がって元の血圧に戻ります。これは、ホメオスタシスというもので、体の防御反応です。脈が上がれば下げる方向に、体温が上がれば下げる方向に働きます。

この、飲酒→血圧低下→血圧を元に戻す(ホメオスタシス)ということを繰り返していると、体が、血圧を上げて元に戻すという作用ばかりを覚えてしまい、血圧が下がっても無いのにあげようとしてしまうので飲酒を長期間続けると高血圧になるというわけです。

高血圧とアルコールの研究については直接的な因果関係は無いという意見もあるようですが様々な研究の結果、その関係性が明らかになってきています。

古くは1970年代後半、ドイツのコルンフーバー教授はドイツにおいて高血圧が脳卒中の危険因子であることを確認した際、高血圧の原因として当時世界の常識であった塩分の過剰摂取ではなく「肥満」と「常識的な量のアルコール」であることを確信しました。

高血圧はドイツ人で、正常血圧はトルコ人でした。調査を進めるとドイツ人の高血圧者は飲酒の習慣があり、トルコ人は飲酒の習慣がないイスラム教徒だったことが判明しました。さらに調査すると同じドイツ人でも飲酒の習慣がない人は正常血圧だったのでアルコール摂取と高血圧の関係性が確認されました。この研究では健康のためにいいとされてきた少量のアルコール摂取でも、毎日且つ長期間に及ぶと高血圧症に繋がるということが証明されたこということです。

しかし、一方で下記のような調査結果もあります。
ACSH(American Council on Science and Health(米国保健科学協議会)によると、「適量の飲酒は全死亡率を低下させ、アルコールをまったく摂取しないよりも健康にプラスである。一方、過度の飲酒は死亡率を大幅に上昇させる」としています。

適量の飲酒が死亡率を低下させる理由としては、死亡原因で大きなウエイトを占める心臓病に対して予防効果があるためと考えられています。アルコールが、心臓疾患を予防する効果のあるHDLコレステロール(善玉コレステロール)のレベルを上げ、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)のレベルを下げる働きがあるとされています。この他にもストレスに反応する冠状動脈発作を減少させる、といった要因も指摘されています。

<どの位が適正なお酒の量なのか?>

厚生労働省は「節度ある適度な飲酒」として、1日平均純アルコールで20gとしています。
アルコール20gをお酒に換算すると・・・
•ビールは中瓶1本
•日本酒は1合
•ワインはグラス1杯半
•焼酎は0.5合
•ウイスキーはダブル1杯

お酒には体にいい面があるといっても、アルコールの分解をするのは肝臓で、毎日お酒を飲んでいると肝臓の負担が増えてしまいます。たまにはお酒を飲まないで肝臓を休めてあげることも必要です。休肝日は週に2日あれば理想的です。

<薬とアルコール>
薬を服用している場合、アルコールはどうのように作用するのか?調べてみました。

*アルコールといっしょに飲むと効果が強くする薬

● トルブタミド(血糖降下剤) 長期にお酒を飲み続けている方は、逆に効果が弱くなります。
● ワーファリン(抗凝血剤)
● ウインタミン、セルシン、セレネース、など(精神安定剤)
● ハルシオンなど(睡眠導入薬)
● トフラニール(抗うつ剤)など
● アスピリン、アセトアミノフェン(解熱鎮痛剤) アスピリンは血栓予防にも使用します。
● マレイン酸クロルフェニラミン(抗ヒスタミン剤)など

*アルコールによって効果が弱くなる薬

● アレビアチン(抗けいれん薬) 慢性アルコール摂取にて薬の代謝が早くなります。
● アセトヘキザミド(血糖降下剤) 慢性アルコール摂取にて薬の代謝が早くなります。

*アルコールといっしょに飲むと副作用(毒性)が強くする薬

● アスピリン(解熱鎮痛剤) 胃穿孔、肝臓、腎臓障害
● アセトアミノフェン(解熱鎮痛剤) 肝臓障害
● イソニアジド(抗結核薬) 肝臓障害など
●  ハルシオン(睡眠導入薬) もうろう状態・健忘など

*アルコールの作用が強くなる薬

● マレイン酸クロルフェニラミン(抗ヒスタミン剤)
● 塩酸ラニチジン、シメチジン(H2ブロッカー)
● イソニアジド(抗結核薬)など

<飲酒すると顔が赤くなるタイプは高血圧のリスクに要注意>

飲酒によって顔が赤くなる現象を「フラッシング」と言います。アルコールの代謝に関係している酵素(アセトアルデヒド)の働きが遺伝的に弱いことが原因です。このタイプの方は、二日酔いになりやすい、顔が熱くなる、脈が速くドキドキする、頭痛や発汗、めまい、眠気をもよおすことも多くあります。こうした「フラッシング」の傾向がある方は飲酒による短期間での血圧上昇が危惧されますので、十分な注意が必要です。

日本人をはじめとする東アジア人の半分は、飲酒により顔が赤くなる「フラッシング」になる体質だといわれています。「フラッシング」体質でも日常的に飲酒の習慣があると顔が赤くなりにくくなる場合もあり、本人はアルコールに強いと思い込んで相当な量の飲酒をしている危険性もあります。お酒に弱い体質かどうかを9割近くの判定で見極められる「簡易フラッシング質問紙」法やアルコールパッチテストで確認することもできますから一度検査を受けてみてもよいでしょう。

・・・ということです。

お酒の適量を守っていても、お酒と一緒に楽しむおつまみにも注意が必要ですね。
お酒を飲んでいるとつい塩分や脂肪分が多いおつまみに手が伸びてしまいがちです。これだとせっかくお酒の適量を守っているのに、高血圧になり意味がありません。お酒を飲むときには野菜を多めに取るとか、塩分を控えるように注意しましょう~(*^^*)


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